新しいELEMENTRAC ONH-p2は、鋼、鉄、銅、セラミックなどの無機サンプル中の酸素、窒素、水素濃度を測定するための堅牢な元素分析装置です。高感度のNDIR(非分散型赤外線吸収セル)および熱伝導度セルは、低いppmから高い%までの元素濃度を精度よく測定します。
パルスチャンバーリンスと垂直のサンプルドロップ機構を備えた革新的なサンプルポートシステムにより、棒状、顆粒状、または粉末状の最大2gのサンプルを簡単かつ快適に分析することができます。
ELEMENTRAC ONH-p2元素分析装置は、ASTM E1019やDINEN3976など、関連するすべての国際規格の要件を満たしています。
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ステップ1:サンプルの情報をELEMENTSソフトウェアに入力します
サンプルIDがソフトウェアに入力され、重量が自動的に転送されます(ステップ2を参照)
ステップ2:秤量して、ポートへサンプルを入れる
ELEMENTRAC ONH-p2は、数mgから2gまでの重量のサンプルを、安全かつ正確に分析します。さらに、棒状または顆粒状のサンプルを直接入れることができます。粉末の分析には、密封する必要のないカプセルに入れて分析することを推奨します。
ステップ3:分析
次に、空のグラファイトるつぼを下部電極(グラファイトチップ上)に配置し、ELEMENTSソフトウェア上で分析を開始します。このソフトウェアで、分析にかかわるすべてのステップをコントロールします。
ステップ4:データ出力とエクスポート
分析開始後120〜180秒で、測定された酸素と窒素と水素の濃度は、レポートまたはLIMSを介してデータ出力できます。
ELEMENTRAC ONH-p2元素分析装置は、酸素、窒素、または水素のみの単一元素分析装置として、またはON、OH、NH、またはONHを測定するための構成にもすることもできます。酸素は最大2つの赤外線セルで二酸化炭素として測定されますが、窒素と水素は熱伝導度セルで測定します。ELEMENTRAC ONH-p2元素分析装置は、ヘリウムキャリアガス(オプションでアルゴンガスを使用可)を使用するONモードと、窒素キャリアガスを使用するOHモードの2つのモードが選択できます。それにより高感度の熱伝導度セルを用いた分析を行うことができます。
ELEMENTRAC ONH-p2に必要な試薬とフィルターは、分析装置の前面に配置されており、取り外し可能なドアによって簡単にアクセスすることができます。メンテナンス性が良くなり、大幅に時間が短縮され、使いやすさが向上しました。ELEMENTRAC ONH-p2が革新されたことにより、酸素と窒素と水素分析の再現性も大幅に向上しました。
革新的なサンプルポートとパルスチャンバーフラッシング
ONH-p2元素分析装置の新しいサンプルポートにより、快適な操作と再現性の高い測定ができるようになりました。カプセル内の固体、顆粒、粉末などの様々な形状のサンプルは、最大2gの重量の範囲で分析されます。サンプルポートでのパルスキャリアガスフラッシングにより、周囲の大気の影響を最小限にします。次にそれらを、分析のために予熱されたグラファイトるつぼに向かって垂直に落下させます。
強力な触媒炉
分析中にグラファイトるつぼ内で生成された一酸化炭素(CO)は、触媒炉で二酸化炭素(CO2)に変換され、その後IRセルで検出します。メンテナンスが容易な酸化銅の触媒は、燃焼ガスを完全に酸化させるため、酸化物などの難しいサンプルでも信頼性の高い酸素分析が可能になります。
密閉されたガス管理
ELEMENTRAC ONH-p2元素分析装置シリーズは、過圧状態で密閉されたガス管理を行います。これによりサンプルから放出されたガスの100%が常に検出器に供給され、低検出下限と良好な再現性を得ることができます。
ELEMENTRAC ONH-p 2の標準機能に加えて、分析効率を高め、多様なアプリケーションに対応するためのオプションを利用することができます。
オートクリーナー
最高3000℃でグラファイトるつぼ内のサンプルを溶融することにより、上部電極と炉内に堆積物(コンタミ)が生成され、ONH測定の再現性に悪影響を与える可能性があります。
オプションの新しいオートクリーナーは、これらの堆積物(コンタミ)を確実に除去し、回数が多い場合でも、正確な元素分析を可能にします。さらにガス精製器を使用することによる効率的なガスキャリブレーションおよび炉清掃を分析計に利用することができます。
使いやすいWindowsベースのELEMENTSソフトウェアは、すべてのELEMENTRACシリーズの元素分析装置に使用されています。
中央のウィンドウ(分析と結果)は、日常分析に必要なすべての機能に簡単にアクセス可能です。ここから分析されたサンプルをグループ化してエクスポートしたり、新しいサンプルを登録して分析したりすることができます。ユーザーは、アプリケーション設定、キャリブレーション、診断、ステータスなどの機能を呼び出すことができます。
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測定元素 | 水素, 窒素, 酸素 |
サンプル | 無機物 |
炉配列 | 垂直 |
サンプルキャリア | 黒鉛ルツボ |
アプリケーション分野 | エンジニアリング / 電子工学, 鋼・金属, 陶磁器 |
炉 | 電極インパルス炉 (最大 8,5 KW*), 3,000 °Cを超える温度 |
検出方法 | 高感度のNDIR(非分散型赤外線吸収セル)および熱伝導度セル |
標準的な分析時間 | 120 - 180 s |
試薬 | シュッツェ試薬, 水酸化ナトリウム, 過塩素酸マグネシウム, 酸化銅 |
キャリアガス | キャリアガス 圧縮エアー、ヘリウムガス 純度99.995%以上、窒素ガス 純度99.995%以上、アルゴンガス 純度99.995%以上(必要に応じて)、すべての供給圧:0.2 – 0.4MPa |
電源 | 3~ 400 V, 50/60 Hz, max. 8,500 W |
寸法 (W x H x D) | 56 x 78 x 64 cm |
重量 | ~ 165 kg |
付属品 | PC, モニター, 天秤 (分解能 0.0001g) |
オプションアクセサリ | 冷却用チラー、ガスキャリブレーションユニット、キャリアガス |
- | アプリケーションの設定により、6.8kwに制限 |
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